奥秩父 天狗ノ鼓(1520m) 2011年8月2日

所要時間 12:59 巡視路入口−−13:05 送電鉄塔−−13:19 天狗ノ鼓−−13:26 送電鉄塔−−13:30 巡視路入口

概要
 五里山の南南西のピークで枇杷窪沢の出合付近。南西尾根より往復。送電鉄塔以降も籔は無く急斜面であるが危険は無い。鹿道多数。山頂は樹林で展望なし

 現北杜市の旧須玉町には山名事典記載の1000mを越える山がいくつもあり未踏峰もある。川上村の屋根岩だけでは時間が余ったため、帰りがけにそんな中で天狗ノ鼓に立ち寄ることにした。ここは五里山の近くでクリスタルラインのすぐ脇にある小さな山だ。山腹を送電線が通っており、尾根を乗り越えるところには鉄塔が建っているだろうからそこまでは巡視路が期待できる。それより上部は道が無いだろうが地域的、標高的に考えれば落葉広葉樹林で藪は考えにくい。ただ、地形図を見るとやたらと傾斜が急なので崖等が出てきて危険が無いかの方が心配であった。その場合は別ルートでいけばいいか。

駐車スペースあり 巡視路入口

 先週の大雨の影響が多少はあるかと思ったがこの辺の雨量は大したことがなかったようで、各林道は問題なく通行できた。いったん枇杷窪沢沿いの林道まで出て現在位置を確認し、Uターンして鉄塔袂の尾根取り付き地点に戻るとちょうど路肩に駐車スペースがあった。その反対側に目立たないが巡視路入口があった。ここまでは予想通りの展開だ。天候は曇りで日差しが無く、標高がそこそこあってさほど暑さは感じなくてすんだ。

唐松植林帯 ここに巡視路があるのだが
送電鉄塔の根元 鉄塔を見上げる

 巡視路はイマイチ踏まれ方が薄いが周囲は藪は無くどこでも歩けるので問題なし。唐松植林帯を緩やかにジグザグって登っていくとすぐに巨大な送電鉄塔の根元に到着、おそらく柏崎刈羽原発からの電気を送るための50万Vの幹線だろう。標識によると鉄塔の高さは約110mほどあるようだ。

巡視路が終わっても籔無し この辺から尾根が立ちあがる
写真では分からないがかなり急斜面 露岩の右側を巻いて登る

 この先は巡視路は無いが予想通り下草はほとんどなく尾根を直進すればOKそうだ。尾根の傾斜が立ち上がるまでは唐松植林帯、傾斜がきつくなると落葉広葉樹林に変わり、落ち葉が積もった斜面を登っていく。鹿道があちこちにあってそれらを利用させてもらう。はっきりしない尾根を上がるとやがて巨大な露岩帯が立ちふさがるが、ここは鹿道が右側を巻いて登っているのでそれに従う。

小尾根に乗る 天狗ノ鼓山頂

 やがて小尾根に乗って進路を左に変えて山頂方向に自然に向かうようになる。傾斜が緩めば山頂は近く、樹林に囲まれた天狗ノ鼓山頂に到着。ここは地形図記載の山ではないので標識は無くテープがあるだけだった。テープがあるということは全く人が来ないわけでもないようだ。エアリアマップには出ていたかな?

 帰りも同一ルートで下った。

 

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